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新・なまず日記


2009-06-22 [月]

_ [linux] マルチブート



xfumbleを開発していて、どうもうまく動かない機能があるので、そうだ、うまくいってるアプリのソースコードを読んで、やり方をマネすりゃいいんだ、と、前回のエントリに書きました。

オイラの使っている環境はFedora8なので、"yumdownloader source gnome-applet..."なんてやるんですけど、あれ?ソースが落ちてこない...

ああ、そうだ、Fedora系は、かなり前に、リポジトリの大改革(livnaとFreshRPMの統合)が行われたので、リポジトリ設定を、それに合わせて直さないといけなかったのに、面倒くさくてほったらかしにしていたので、ついにその報いがやってきたんだ。

しかし、いまさら、Fedora8に合わせて、リポジトリの設定をやり直す、というのも、なんかダサい話だし、いっそのこと、新しい、Fedora10を入れよう。
ついでに、各ディストリビューションに合わせたxfumbleのテストもしたいので、マルチブート環境を整えよう。
こう思ったです。

LinuxMania:Linuxをマルチブートする方法を読んで、「多段GRUBブート、イカす、これやってみよ」と、まったくこのとおり試してみて、一発でうまくいったので、感激してます。ありがとう!

ただ、上記のやり方"そのまま"だと、ブートパーティション(/boot)が、プライマリパーティションに限定されちゃうんですよね。ひとつのHDDに、プライマリパーティションは、4つまで(拡張パーティションも含めて4つ)しか切れないので、この点がちょっと気になりました。つまり、OS本体を入れるパーティションを拡張パーティションの中にいれるとしても、ブートパーティションがプライマリだったら、マルチブートは3つまでに限定されるわけで。まあ、3つもマルチできれば十分って気もするけど...でもさ、Fedora,Ubuntu,Cent,Debian...ほら、Linuxで有名どころだけでもこんなにあるし、あとFreeBSD、OpenBSD、なんてBSD系にまで手を出すと、もう全然足らないじゃん?

つーことで、拡張パーティションの中に論理パーテイションをつくり、そこをブートパーティション(/boot)に指定して、試してみました。結果、まったく問題なく起動。すばらしいよGRUB!かわいいよGRUB!

論理パーティションは制限なく切れるから、これで事実上、いくらでもマルチブートできるってわけだ。当面、いきなりそこまでマルチ環境にするつもりはないけど、「将来やろうと思ったらできる」というのが確認できたということは、うれしいことであります。



_ [linux] FedoraとUbuntu



さて、テストのためのマルチブートはいいとして、日常使う、メインの環境はどうしよう?

これまでFedora8を使っていたので、惰性でFedora10を入れてみたんですが、愛用している音楽プレーヤーのamarokが、「amarok2」にバージョンアップされていて、これがもう、本当に使いづらいの!

ネットでの評判も、とくかく悪い。もちろん、Fedora10でも、amarok1.4のソースコードをもってきて、コンパイルすれば、amarok1.4を使うことはできるんだけど、なんつーか、ここにきて、なんでも新しけりゃいいってもんじゃねーんだよFedora!って気になってきて。

そういえば、昔、Fedora8で、DV(ドメスティックヴァイオレンスじゃなくて、デジタルヴィデオ、ムービーが入ってるテープのこと)の編集をしようと思ったことがある。子供が保育園に入っているときのムービーは、いまだDVのテープに入ってるからさ。こいつをDVDに焼こうかと思ったわけ。

そしたら、編集ソフトが、まったくムービーを認識しなくて、どうしたんだろう、と調べてみたら、DV関係のドライバが当時の最新バージョンで、最新すぎて、対応アプリがこの世に存在しないという...だから、なんでも新しけりゃいいってもんじゃねーんだよFedora!

いや、Fedora8だって、カーネルのソースをとってきて、手を入れてリコンパイルして、DV関係のドライバを古いのにすれば、古いのが動くんですよちゃんと。どうせlinuxなんですから。ああわかった、そのうちやってみるよ...と思ったきり、やってないなぁ。

こういうのが、Fedoraの思想なんだろうね。「とにかく新しいのを用意する。新しくて使い勝手が悪かったら、勉強して調べて直してくれよ。それが進歩ってもんじゃないの?」と。確かに、このじゃじゃ馬みたいなディストリを乗りこなすために、オイラ、ずいぶんlinuxの勉強させてもらったと思うよ。でも、逆に言えば、素人向けじゃないよね。

勉強するのは良いことなんだが、オイラはオイラでやりたいことがあってなぁ、

そりゃ、カーネルをリコンパイルしてドライバを入れ替えたり、っていうチューニングは楽しそうだし、やってみたいことではある。でもなぁ、それは他の人でもやるだろ?

xfumbleを作ってるのはオイラしかいないからさ。オイラは、ディストリ作ってる人が苦労したことを調べて、それをマネするよりも、まだ未完成のxfumbleを、完成させたいわけだよ。それはマネじゃないからさ。


つーことで、Ubuntu8.10を入れてみました。
よかった!amarokは1.4のままだ!

さっくり起動して、デスクトップをいろいろいじってたら、こっちはなんにもしてないのに、「おや?NVIDIAのボードをお使いですね?それでしたらNVIDIA社が出しているドライバをお使いになれますよ。ただし、ソースコードが公開されてませんので、Ubuntuチームはサポートできませんから、いろいろ制限があるかもしれませんけど...」なんて意味のポップアップができて、大変に感動しました。なにこのユーザを甘やかした機能!

Fedora8の時は、livnaのリポジトリを自分で設定して、自分でドライバ取ってきて...なんてエラい苦労したのに(Fedora10になっても、商用ドライバリポジトリを自分で設定しなくちゃいけないのは同じ)こんなに優しくっていいのかしら。

おまけに、amarokで音楽再生をしようと思ったら、「おや?MP3のデコーダが入ってませんね。とってきましょうか?」なんていって、あっというまに取ってきてくれる。
...あのですね、MP3は、特許権問題があるから、むやみに使っちゃいけないわけですよ。使ったら、ホントは、ドイツのフラウンホーファーって所に、お金払わないといけないんですよ。ですから、Fedoraの場合は、あえて、ユーザに、「非標準リポジトリ」を設定させて、「特許権侵害してんのはおめぇだかんな!オレらは関係ねぇべ!」という態度を貫くことで、「特許権からの自由」をヒョーボーしているわけですけど、Ubuntuは、その点、どうなってるのかしら?

どっちにしても、オイラとしては、MP3が使えないと、音楽が聞けないから困っちゃうわけで、でもお金は払わないから、どっちにしても特許権侵害なわけで、どうせ侵害するんだったら、楽に侵害したい、ということで、Ubuntuの方がありがたいわけですけど。

これが、Ubuntuの思想なのかね。とにかく、素人でも、勉強しなくても、簡単に使えるOSを提供するってのが最優先。でも、そのために、ちょい、ヤバい橋も"あえて"渡ってるような気もするな。

FedoraとUbuntu、一長一短があって、どっちがいいとは決められない。なにしろ目指してる思想が違うんだから、優劣はつけようがないよ。
そういう意味では、いろいろ使ってみて、お互いの「思想の違い」ってヤツを認識するってのもおもしろい。

ということで、今度はしばらく、Ubuntuを使ってみようかと思っております。「ユーザに優しい」とは、どういうことか、ってことを勉強させてもらって、それをxfumbleに活かせたらいいな、と思っちょります。



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