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新・なまず日記


2005-06-15 [水]

_ [ソフト]バックアップ[BunBackup](3/3)

(前回からの続きです。)
今回は、以下の、2.と3.のデータのバックアップソフトを紹介します。

  1. システム(cドライブ)
  2. 書いたり作ったりしたファイルや、各種設定ファイル
  3. デジカメデータやmp3ファイル

前回ご紹介した"True Image"ですべてのバックアップを行ってもよいのですが、"True Image"は、バックアップの最小単位がパーティションになってしまい、ちょっと大げさです。日常用の、もっと手軽なバックアップツールということで、Nagatsukiさんの、BunBackup を、使わせてもらっています。自由にダウンロードできる、無料のソフトです。

BunBackup

このソフトの基本機能は、ようするに、「指定したフォルダ以下の内容を、指定したバックアップフォルダにコピーする」ということに尽きます。コピー元のフォルダとコピー先のフォルダの組は、いくつも登録できますので、バックアップしたいフォルダをまとめて登録しておけば、一回の動作で、あちこちのフォルダの大事なデータを一括してコピーできます。

もちろん、このソフトの機能はそれだけではなく、コピーする際、コピー元のファイルとコピー先のファイルを比較して、更新された場合や、サイズが変わった場合など、さまざまな条件で、コピーする/しないを設定できます。更新されたファイルのみをコピーするようにすれば、不必要なコピーを減らすことができ、バックアップ時間を短縮することができます。これらのコピー条件は、コピー元フォルダとコピー先フォルダの組のそれぞれに設定できますので、フォルダ構成に応じて、最適なバックアップ環境が構築できます。

このソフトの目玉として、「高速ファイルチェック」機能があります。これは、コピー先のファイルの更新時刻やサイズを、ログファイルに記録しておき、コピーする/しないを判断するときは、このログファイルを参照する、というものです。通常でしたら、コピー元のファイルと、コピー先のファイルの両方のファイル属性をディスクから読み出し、比較をして、(例えば)コピー元のファイルの更新時刻が新しかったら、コピーする、といった動作をするのですが、「高速ファイルチェック」の場合は、コピー先のファイル属性は、個々のファイル毎にディスクから読み出すのではなく、ログファイルから読み出します。つまり、ファイル属性の読み出しの時間を、通常の半分に減らすことができ、高速にバックアップが行える、というものです。きちんと比較したわけではないので、どのくらい高速になっているかはわからないのですが、Pentium4 2.66GHzのマシンで、約1万個のファイルの更新チェックが、30秒程度で完了するので、かなり高速なのではないでしょうか。

このような高速なバックアップのおかげで、上記の2.のデータに関しては、ちょっとした業務の合間に、サクっとバックアップがとれるようになりました。とりあえず、別のディスクにコピーしておくだけですが、二つのディスクが両方同時にクラッシュすることはほとんどないので、それだけでもかなり安心です。後は、念のため、時々、DVD-Rなどに焼けば、絶対安心です。

上記の3.のデータに関しても、「高速ファイルチェック」機能は、有効に利用できます。「高速ファイルチェック」機能が作成するログファイルは、ファイルコピーの際に情報が書き込まれるだけで、コピーの後、実際にコピー先フォルダにそのファイルがあるかどうかのチェックは、一切やりません。どういうことかというと、例えば、Aというファイルをコピーすると、ファイルAの更新時刻情報がログファイルに記録されますが、コピーの後、コピー先フォルダから、ファイルAを消しても、ログファイルには影響を及ぼしませんので、 次回コピーする際には、コピー元のファイルAが更新されない限り、コピー先フォルダにファイルAがなかったとしても、二度とファイルAはコピーされない、ということです。

この性質を利用すると、上記の3.のような、個々のファイルの更新はされないけれど、新たなファイルはどんどん増えていく、といったデータの差分バックアップが、うまく実施できます。

  1. mp3ファイルが溜まってきたので、BunBackupでコピーする。
  2. コピー先フォルダにコピーされたmp3ファイルをDVD-Rに焼き、その後、コピー先フォルダから、すべてのmp3ファイルを消去する。
  3. また、mp3ファイルが溜まってきた。BunBackupでコピーする。
  4. 1.でコピーしたmp3ファイルの属性はログファイルに記録されており、元ファイルは、その属性から変更されていないので、二度とコピーされない。1.の時にはなかった、新たに増えたファイルのみがコピーされる。
  5. コピー先フォルダには、新たに増えたファイルのみがコピーされているので、それらをDVD-Rに焼き、その後、コピー先フォルダから、すべてのmp3ファイルを消去する(以下、繰り返し)。

以上、3回に分けて、なまずのバックアップ方法について、ご紹介しました。以前は、「クラッシュしたらどうしよう」と、ビクビクしながら作業をしていたのですが、現在では、「クラッシュ上等!いつでもどうぞ!」という気持ちで作業ができるようになりました。バックアップをしておくことは、実際の復旧作業が軽減されることはもちろんですが、日々の精神状態にも大きな影響を与えます。ちょっとの手間とお金で大きな安心が得られるなら、安いものではないでしょうか。

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