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新・なまず日記


2005-06-09 [木]

_ [ソフト]バックアップ[Acronis True Image 8.0](2/3)

(前回からの続きです。)
前回、バックアップを取りたいデータを、以下のように分類しました。

  1. システム(cドライブ)
  2. 書いたり作ったりしたファイルや、各種設定ファイル
  3. デジカメデータやmp3ファイル

今回は"1.システム"のバックアップについて、ソフト紹介をしようと思います。
このデータのバックアップの最大の課題は、DVD-Rに焼いたバックアップファイルを、WindowsというOSなしで、以下にしてデータを復元するか、ということでした。B'sRecorderなどのDVD書き込みソフトは、"システムバックアップ"といった機能がついていて、cドライブをDVD-Rに焼くことができます。しかし、それを復旧させるためには、昔なつかしい、MS-DOSを起動しなければなりません。当然、MS-DOSが認識できるデバイスからしか、データの復旧はできません。つまり、ATAPIか、SCSIの一部のデバイスのみです。なまずのDVD-Rドライブは、USB接続なので、MS-DOSでは認識できません(上記のB'sRecorderは、USB接続のDVD-Rドライブのバンドルソフトなのですが、バンドルしているドライブで使えない機能を、なんの断りもなく平気でマニュアルに書いているというのは、いかがなものかと思います)。

と、いうことで、USB接続のドライブからデータ復旧できるバックアップソフトを探した結果、株式会社プロトンという会社が販売している、 Acronis True Image 8.0 というソフトを見つけました。このソフトは、MS-DOSの代わりに、linuxベースの起動ディスクをCDで作ってくれます。ハードディスクを使うことなく、CD一枚でlinuxが起動し、その上で復旧ソフトが動くのです。そのおかげで、USB接続はもちろん、ネットワーク越しのマシンにバックアップイメージがあったとしても、それを利用して復旧することができます。

TrueImageは、他にも以下のような特徴を持っています。

  1. 稼働中のシステムのバックアップが可能。つまり、パソコンを普通に使いながら、cドライブを丸ごとバックアップできます。
  2. 差分バックアップが可能。一度、全体のバックアップを取っておけば、二度目以降は、それとの差分だけをバックアップ。
  3. バックアップしたイメージを、仮想ドライブとしてマウントできる。ある特定のファイルのみを、手動で復元したいような時に便利。
  4. ダウンロード版なら5,985円(税込)と、リーズナブルな価格。
  5. バックアップは、ハードディスクまるごとか、パーティションまるごとのどちらか。

同じようなコンセプトのソフトに、 ANTIDOTE for PC Hard Drive Data Imagerというのがありますが、値段がちょっと高い(6090円)のと、差分バックアップができないようなので、TrueImageに決めました。

Vectorでクレジットカードで購入すれば、15分ほどで入手できます。ダウンロードしたファイルをダブルクリックすればインストールが始まり、その過程で、Vectorから来たメールに書いてあったプロダクトキーを入力すれば、なんの問題もなくインストールが完了します。

インストールの最後に、起動ディスクを作成しなさい、とのメッセージが出ます。言われるままにボタンをクリックして、生ディスクをCD-Rドライブに入れておくと、CDへの書きこみが始まって、あっというまに起動ディスクを作ってくれます。CD書き込みソフトを別に使うのかな?と思っていたので、これにはビックリしました。最後に再起動すれば、完全にインストールは終了します。

再起動後、TrueImageを起動すると、以下のようなウインドウが出ます。
TrueImage
バックアップを取るには、"イメージの作成"をダブルクリックします。ウイザード形式になっていて、言われるまま"次へ"を押していけば、バックアップが完了します。非常に簡単です。また、非常に高速です。差分バックアップなら、 4.24Gbyte使用しているcドライブのバックアップが、2,3分で済みます。これなら、アプリやデバドラのインストール毎に、マメにバックアップできそうです。

一方、起動ディスクで立ち上げると、Windowsアプリとして起動したときとそっくりのウインドウが出てきます。ウインドウの枠などはXPスタイルになっていて、linuxなのに、随分がんばっているな、という印象です。こちらでは、"イメージの作成"、"イメージの復元"、"ディスクのクローン作成"、"新しいディスクの追加"の機能が使えます。

実は、まだTrueImageを使ってシステムを復旧したことがないので、本当に大丈夫かは確信を持って言えないのですが、少なくともバックアップを取ることに関しては、とてもいいツールです。15日間使える試用版をダウンロードできますので、一度試してみることをお勧めします。そのとき、お手持ちのデバイスが起動ディスクからちゃんと見えるか、確認してみるといいと思います。試用版のときに作ったバックアップイメージは、製品版になってもちゃんと読めますので、とりあえず、試用版でバックアップを取っておき、ディスクがクラッシュしたらあわてて製品版を買うというのも、いいんじゃないでしょうか。

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