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新・なまず日記


2005-04-24 [日]

_ [映画]地獄甲子園



山口雄大
2002年
日本

甲子園出場をめざす名門、星道高校の次回の対戦相手は、地獄の暴力高校、外道高校だった!試合中の暴力は単なる事故とばかり、非道の限りを尽くし、選手全員を病院送りにして、棄権負けにしてしまう、恐ろしい高校である。まともな野球チームの星道高校には勝ち目がない。絶望する監督。しかし、転校してきたばかりの非凡な暴力番長、野球十兵衛を見て、「彼なら勝てるかもしれない」と、一縷の望みを託すのだが、十兵衛は既に野球を捨てていて...というお話。

(ネタバレ防止のための改行)






































































なまずの評価 60点

野球してるシーンはでてこないヘンな野球映画。ギャグはシュールで難解、人を選びます。

「珍遊記」で有名な漫☆画太郎先生原作のギャグ漫画の映画化です。なまずは原作は未読なのですが、画太郎先生はオリジナリティあふれる独特の絵柄とシュールなギャグでならしたお人、実写映画化ということで、そのへんの雰囲気はどうなるのかな?と思って見てみたのですが、結構イイですよこれ。

外道高校の面々は全員顔を青くペイントして、ゾンビのようなわかりやすーい悪役ぶりですし、メガネのお母さんは、 ホントに絵に書いたようなババァ 、このババァがキレのあるカンフーを繰り出すのだから、それだけで笑ってしまいます。番長は何故か何度も生まれ変わり、その度に顔が変わっていきます。CGじゃありません。ホントに役者が、意味もなく、入れ替わっているのです。理由はありません。この辺のシュールなギャグは、画太郎先生の持ち味をうまく生かしていると言えるでしょう。

しかし、あまりにシュールなギャグなので、万人向けとはいえません。ツボにはまった人にはたまらないでしょうが、ノリきれない人にとっては、なかなかつらいものがあります。比較するのもどうかと思いますが、「小林サッカー」と比べてみましょう。「小林サッカー」では、誰にでも通用するわかりやすいギャグと、CGとワイヤーフレームによる驚異のアクションで、完璧な娯楽作品となっています。同じスポコンもの(?)でも、本作は、シュールで不思議なギャグと、「小林サッカー」に比べれば、大分地味なアクションで、見所を探すのが難しいです。だって、そもそも、野球してないんだもん。本作のWebサイトには、「小林サッカーを超える笑撃!マトリックスを上回るアクション!ピンポン以上に青春!フィールド・オブ・ドリームスを凌ぐ感動!」と書いてありましたが、いや、そんなに凄くないですよ。ヤボですけど、一応言っときます。まぁ原作からして万人向けではないので、それの忠実な映画化、といえば、そうなのでしょうが。

残念ながら、なまずとしてはもう一つこのギャグに乗り切れなかったので、ちょっと辛めの点数をつけてみました。しかし、「ハリウッド流の娯楽作品なんかもう飽きた、ちょっと変わった映画が好きなんだよ」 という人もいるでしょう。そういう人には、この作品のギャグは結構気に入るんじゃないかな?試してみたい方はどうぞ。

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